夢でもし逢えたら、素敵なことね

3年前になくなった祖母が夢に出てきた。

実家のキッチンにとても元気な祖母がいて、

思わず「おばあちゃん！」と驚いてしまった。

（夢の中でも祖母が亡くなっている事は認識していました。）

すると祖母は満面の笑みで、

「oio、よく頑張ってるね〜。ちゃんと見てるよ。」と。

夢の中の私はわんわん泣いて

『おばあちゃんはもう死んでるし多分無理やけど、それでも...』と思いながら、

祖母に近づくと、夢の中でもしっかりハグする事が出来た。

そしてやけにリアルな温かさを感じて。

祖母に会えた事、祖母の言葉、祖母の温かさ。

何より祖母が元気そうだったのが嬉しくて、

目が覚めた後も色々と思い出しては涙が止まらず、

その日のmy eyesはそれはもう凄まじい事になっていました。笑（今も泣きそう。笑）

昔大学の授業で、

「夢は脳の整理で記憶をランダムにつなぎ合わせたもの」

という話を聞いた記憶があります。

だから夢に特別な意味はないのだと。

なので普段は夢を見ても、

良くも悪くも『あぁこんな夢やったなぁ』と思い返す程度で

一日引きずるなんて事は滅多にないのだけれど、

祖母の夢はどうしてもただの夢と割り切れなくて。

とにかく夢でも何でも、

祖母は元気で笑顔いっぱいだった事には変わりないので

それはみんなに知らせておこう！という事で、

家族・叔母・いとこが見ているSNSに

祖母の近況（oio夢情報）を報告する事に。

（情報源は曖昧だけれど、おはあちゃんが幸せならみんなもハッピーなので共有すべき事項！笑）

すると叔母から連絡が。

『実はな、昨日やっとおばあちゃんの携帯解約してきてん。

そしたら夜さ、何もないのに急に物落ちたり音鳴ったりして、

〇〇（いとこの名前）とおばあちゃんおるんかなぁって話してたところやったから

その夢凄いタイムリーやなって思って。』 と。 

私は霊感とかそういうのとも一切無縁だし

偶然と言えばきっとそうだろうけれど、

それでも私は祖母が夢を使って会いに来てくれたのだと思っています。

（私が超ビビリだから、物音や半透明で出て行ったらアカンって気遣ってくれたんかなぁ。笑）

そしてもう一つ気になったのは、

祖母は我が家ではなく実家にいた事。

祖母が亡くなってしばらくは、

祖母と一緒に住んでいた叔父が

「毎晩家の中あっちこっち音がする」と言っていました。

四十九日法要の時もお経を唱えている間、

誰もいない廊下の電気（自動センサー）が点いたり消えたりを繰り返すのを

私や父、いとこたちも見ていて「おばあちゃんおるんかなぁ」と話していました。

しかしそんな祖母に関するエピソードを、

母はどれも体験出来ずとても残念がっていました。

そうして母がぽそっとぼやいた言葉。

『せめて夢の中でも会いに来てくれたら良いのに。』

今回も祖母は、母ではなく私の夢に出てきましたが、

祖母は実家のキッチンに笑顔で立っていました。

実家での母の定位置は、祖母が立っていた場所からよく見えます。

夢には出てこなかったけれど、きっと母の近くにはいつも祖母がいて

母のことを見ているのだと思います。

祖母が夢に出てきた事を母に話すと

「私のところにはやっぱり会いにきてくれない」と、

しょんぼりしてしまうかなと思い伝えるかどうか少し迷いましたが、

 『おばあちゃん、めっちゃ元気そうやったよ。

おばあちゃん家おるみたいやで！（ちなみに冷蔵庫の前。）』

と伝えると嬉しそう綻んでいく母の顔を見て、私もまた嬉しくなりました。

私も家族も皆、それぞれがいつもそれぞれの事を想っていて（近くにいようがいまいが）

私たちが亡くなった祖母をいつも想う様に、

きっと祖母もいつも私たちの事を想ってくれているのかなぁと感じています。

もちろん科学的には何の意味もない夢の話ですが、

それでも夢の中の祖母が笑顔で元気そうだった

それだけで、私たち生きている家族は心の支えになります。

今でも、祖母に支えられ生きているのだなぁと改めて感じた瞬間でした。

後日、母との会話にて。

「おばあちゃんが冷蔵庫の前で笑ってたって言うてたから、

冷蔵庫に入れてた宝くじもしかしたら...！と思ったけど

全部ハズレやったわ〜〜😂  笑」

色々と突っ込みたい所が多すぎてズッコケましたが、

そんな事を言いながらケラケラ笑うひょうきんな母を見て

今日も元気そうで良かったと祖母も安心（？）している事かと思います。笑

（でも、「何で冷蔵庫に宝くじ入れてるねん」って突っ込んでるかも。笑）

きっと祖母の事だから

色々考えがあっての事だと想うけれど、

それでもまた気が向いたらで良いから

たまには母の夢にも出てきて欲しいなぁ。

 夢でもしあえたら、素敵なこと。

ね、おばあちゃん。

 

（両親の店の法人名は祖母の名前。

私たちが開業した時に贈ってくれたお祝いの花に法人名（祖母の名前）が載っていて、

祖母からの贈り物の様にも感じて嬉しかった思い出のお花たちを今日の最後に添えて。）

oio